
医業承継ではどういう資料を準備すればいい?
基礎知識コラム医業承継では、候補者探しのためや候補者が検討をするために、いろいろな資料をご提供いただくことになります。資料の準備には思った以上の手間がかかりますので、事前に整理をしておくとよいでしょう。
今回のコラムでは、どのような資料を準備しておいたらよいかを、関連する内容ごとに区分けしてお伝えします。
組織に関する資料
医業承継は診療だけが引き継がれるのではなく、医院や医療法人の組織すべてが引き継がれることになります。そのための基礎資料として経営・組織に関わる資料をご提供いただくこととなります。
個人医院では医院を開業した時の届出書、医療法人であれば設立時の申請書、出資者・社員・役員の名簿、事業報告書、社員総会等の議事録決算時に行われるなどとなります。
<組織に関する資料>
財務・経理に関する資料
財務・経理に関する資料をご提供いただくことで、事業の資産や収支がわかります。譲渡条件の算定をするうえでも重要な資料となります。
<財務・経理に関する資料>
設備・機材に関する資料
不動産やテナント、医院の図面、医療機材などに関する資料です。医療機材は、取得日や製品名などの詳細が必要となります。
<設備・機材に関する資料>
人事・労務に関する情報
院長を含めた職員に対する労務規程、社会保険加入状況、給与・賞与の実績、退職金引当金などの情報です。
<人事・労務に関する資料>
営業に関する資料
医院の営業に関する情報で、来患の数や構成、診療内容などに関する資料となります。
<営業に関する資料>
ケアネット医業承継 事務局
ケアネットでは2020年に医業承継チームが発足しました。業界経験の長い女性メンバーを中心に構成。(前職時代も含めて)3人で合計100件超の成約実績があります。
